TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2012/04/30

英語でアウトプットしませんか How often do you write in English?

How often do you write in English?

Not much?  Then why don’t you find opportunities to use it? 
To acquire a language, a huge amount of input is crucial, but at the same time, active output shouldn’t be ignored.

I’ve never learned how to write in English. 
Yes, I worked very hard to TRANSLATE hundreds of boring sentences into English. That’s all. I memorized thousands of words and phrases but didn’t have any clue about dos and don’ts about English writing.

I suspect basically this way of teaching hasn’t changed much. Teachers endlessly check students’ mistakes and correct them, which intimidates students.  And you know what?  This makes an English teacher a paranoid. What if I make a mistake in front of students? In front of other teachers? In front of anybody?

To encourage myself, I often tell myself: How do you react when a non-Japanese makes a mistake speaking or writing Japanese?  Do you criticize her/him? Would you laugh at her/him?  Definitely NO. Then, just believe that others would react the same way to your mistakes. Relax. Don’t get intimidated. Move on, on, on!

When I first learned English at age 12, I dreamed that someday I’d be able to communicate with people in English fluently.  Didn’t you?  If you’re worried about mistakes too much, the day will never come.

We are writing our articles in English not because we’re perfect, but because we’d like you to join us. Try it out! It’s really fun! And you can learn a lot from your own output!


英語、どのくらい書いてます?
あんまり?書いてみませんか?
言語の習得には、膨大な量のインプットが不可欠ですが、積極的なアウトプットも無視できない要素です。

私は、英語の書き方は習ったことがありません。
学校では、一生懸命お勉強して、つまらない文章を英語に「訳す」練習はたしかにたくさんしました。でもそれだけ。英語で書くときにどんなことに気をつけたらよいか、なんてことはちっとも習いませんでした。

授業の内容は、基本的には変わっていないのではないかと思います。相変わらず、先生が生徒の間違いをチェックし、正していく。これでは、生徒は間違いがこわくて何も書けなくなるのは当たり前です。でも、実は、教師の方がもっと間違い恐怖症になってしまっているのです。生徒の前に間違えたらどうしよう?同僚の前で間違えたらどうしよう?とにかく間違えたらどうしよう~?

自分を励ますために、私はこう思うことにしています。外国人が日本語を話したり書いたりして間違ったら、批判する?笑う?いいえ、絶対にそんなことはしない。じゃあ、他の人も同じように私の間違いをゆるしてくれるんじゃない?リラックス。びくびくするな。前進あるのみ!

12歳で初めて英語を習ったとき、いつか英語を使って自由にコミュニケーションできるようになる日を夢見ました。あなたは?間違うことを恐れてばかりいたら、その日は絶対に来ないと思うのです。

私たちが英語で記事を書いているのは、もう完璧だからではなく、みなさんにも、この輪に加わってほしいからです。英語、書いてみませんか?楽しいですよ!そして、アウトプットすると、見えなかったことが見えてくるんです。
(Writer:Mamazon)
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2012/04/28

share this joy of reading with students

I just bought the 3rd book of The Hunger Games Kindle version because I cannot wait until Monday to tell my friend to lend hers and wait another day for the book to arrive at my hands.
Mockingjay (Hunger Games)
Mockingjay (Hunger Games)
This drive, this thirst, this joy of reading I want to share with my students. That's why I'm conducting tadoku classes.

Sometimes I talk about books with my students. How I couldn't put a book down, I cried it over, or laughted out loud... Very often they look at me unbelievingly.

However, once they experience it, they all know it. Those students wrote in their reading diaries, or told me directly: I was moved to tears reading this book. I'd never imagined this'd happen to me. 
Ta da! That's the beginning. The door was opened to the student and they will start to read hunting for good books following their instinct. 

And if they are reading for their joy, why would they bother to translate it into Japanese? It would just slow them down. They are busy following the story.

Well, if they devour books, something surely sink in, and later, it will show in their speaking and writing. 
That's what and how I hope happens. Not the other way round.


The Hunger Gamesの2巻を読み終えてしまって、来週まで次を読めないなんて耐えられないので、キンドル版を買いました。あっという間に私のキンドルに届いて、まあ~、キンドルってここがすてき。

この、次が気になってしかたがない、読みたい、おもしろい、泣ける、という本を読む楽しみをシェアしたくて私は多読授業をやっています。

学生に、本を読んでて眠れなかったとか、泣いて目がはれた、とかいう話をすると、「すご~い。英語の本読んで私も泣いてみたい。」と言います。

泣く子、出てきますよね。読書手帳に書いてきます。「英語の本を読んで泣けるなんて思ってもみませんでした。」
ここが本当のスタートです。英語の本を読んで感動する経験を一度したら、あとはどんどん、自分好みの本を探しながら読み進めて行きます。

「読書」として英語の本を読んでいたら、和訳なんてしません。読むのが遅くなるだけですから。ストーリーが追えなくなりますから。

そうしてがつがつ(?)本を読んでいけば、彼らにしみこんだ何かがそのうちにspeakingやwritingにきっと現れてくるはず。
そうあってほしいな、と私は思っています。

(Writer: Mamazon)
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2012/04/25

☆☆☆珠玉の一冊をあなたに☆☆☆

”絵本はどうしても面白いと思えない”

というお言葉、多読をしている人、してみようという人から時々聞こえます。
私は、必ずしも絵本から入らなくてはいけないとか、絶対読まなくては読めるようにならないとは
思ってはいないのですが、それでも、”ああ~、それでもせめて、この本は読んでみてほしいなぁ!!”って思う本があるんですね。有名なORTなどのシリーズの他にも、あまりにも素敵過ぎて、”しつこい!”と嫌われてもいい!それでもどうしても読んでみていただきたい~~!!!!といいたくなる絵本はたくさんあるのです。今日はその中でも、私のとっておきの絵本をご紹介させてください。

とってもほんわかしたやさしい絵柄が特徴のDebi GlioriさんのNo Matter What




お友達とけんかでもしたのでしょうか、ちいさなきつねはおうちで物にあたって大暴れ。
お母さんが”どうしたの?”ときくと、”誰も僕のことを好きじゃないの。。。”とぽつりというのです。


”私はいつだってあなたを愛してる”と、お母さんは小さなきつねにいうのですが、小さなきつねは何度も聞くのです。




”ぼくがおなかをすかせたくまだったら?” ”わにだったら?”と。
お母さんは何度も何度も答えます。”I'll always love you no matter what"。




それでも小さなきつねは不安になって”壊れちゃったら?死んじゃったら?愛は消えちゃうの?”と
切なく問いかけます。。。


お母さんはそんな小さなきつねをそっとだいて、二人で夜空を見上げながらこういいます。
”Look at the stars~how they shine and glow, 
but some of those stars died a long time ago. 
Still they shine in the evening skies love, like starlight, never dies."




私はこのあたたかい絵本が大好きです。初めて読んだときには、”ああそうだ。たとえ私が死んでしまっても、私の娘達への愛はそんなことで消えはしない。”って心から思いました。


また、数年前、40年近くにわたって私を娘のように可愛がり、見守り続けてくれた、私の敬愛してやまないピアノの恩師が旅立ってしまわれたときにも、この本にとても癒されました。”どんなことがあっても”大丈夫よ”といつだってやさしい笑顔で励ましてくれた先生はもういないんだ”と思い、空を見ては泣き、電車に乗っては泣き、ピアノを見ては泣き、楽譜を見ては先生のやさしい手書きの文字を見て泣いて暮らした2年間。病気になるほど泣きました。人間、こんなに人のために泣けるのかと思ったほどでした。でも、その時、この本を何度も何度も読みました。読むたびに”先生の愛は消えたりしないんだ”と心から思うことができて、私はすこしづつ、時間とともに、立ち直ってこれた気がしています。(ピアノは今も続けてるんですよ^^。相変わらず下手ですけどね^^;)




私のお教室に、数年前、文法、単語はばっちりなのに、ちっとも文章が読めないという高校生の男の子がやってきたときのこと。一通り多読を説明した後、”英語は暗記じゃないんだよ。言葉はね、頭で学ぶんじゃなくて、心に入れるの。だって言葉は心で感じたことから出てくるんだから”と伝えたのですが、まだ英語を学校のお勉強としか捕らえられていなかった彼の顔は ”は?何いってんの??”という感じでした。


でも、この絵本を、二人でソファに座ってゆったりと読みつつ、”私もね、娘達への愛は、絶対消えないって思うし、私の大好きだった先生の愛もいつだってここにあるって、本気で思えるんだ。”などとお話をしつつ、”どう?心に入った?”と聞いてみました。その男の子が、私の目を見ながら、”はい。。。何か、きました。。。”と、ゆっくりと答えてくれたのを今でも覚えています。


絵本って、本当にすごい力があるんですね。。。




(心に響くとか、おもしろいとかだけじゃなくて、学習的にもやっぱりすごいです。
No matter whatという言葉、学校では習って知ってたけど、しゃべったり書いたりするときには
ちっとも使いこなせていませんでしたが、こんな本の中で何度も読むと、す~~っと入って自然にいつか使いこなせてたりするんです。No matter how... No matter who...ぜ~んぶ自然に使えるようになりました^^)


それから2年、絵本を交えて多読を始めた、”英語だいっきらい!!憎い!!”とまで言っていたその高校生は、今では名探偵コナンの英語漫画も声を出して笑って読みながら、大学受験に挑もうとしております^^。




どんなに絵本が苦手というい人も、もしかして、ひょっとしたら、まだ素敵な絵本にであっていないだけかもしれません。なにか一冊でも”いいな”って思える絵本に出会ってもらえたらって思います。だから、いつも、素敵な多読仲間の先生達と、”こんな素敵なののあるよ。” ”これおもしろいのよ~~!どう?”って、お互いにシェアしあっています。


もちろん、おしつけであってはいけませんよね。それでもあきらめずに、絵本の素晴らしさを伝えて行きたいと思っています。


(Writer April)




















2012/04/22

English should be done away with from entrance examinations

私の勤務校では毎年学生のスピーチコンテストがあります。昨年のコンテストで、1年生のある学生のスピーチのタイトルを見てびっくり。「英語は入試から排除すべきである」。どんな内容か楽しみでした。
これが、そのスピーチです。感激して、コンテストのあと、原稿をもらったのです。
英語は主要教科で、入試の重要な位置を占めている。そのことに疑問を持つ人はなかなかいません。
英語が苦手だから、入試からなくなればいいな、という声は聞きますが、英語が好き(少なくともこの学生は)だからこそ、入試からなくすべきだという発想。そしてそれが「教えられる側」から出てきたことにうれしくなってしまいました。

(韓国とのTOEFLスコアの比較については、単純な比較はできないと思っていますし、韓国では英語熱が非常に高いとも聞いていますし、TOEFLスコアが英語力をはかる基準としてどうか、などという疑問はありますが、本人のスピーチの一部ですので、そのまま載せます。
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English Should be Done Away With from Entrance Examinations

   In my opinion, English should be done away with from the examination subjects of High School Entrance exams and University Entrance exams.  Maybe all of you think that such an idea would make Japanese English skills decline more.  I don’t mean that removing English from the examination subjects means the removal of English classes completely.  I mean that the contents of English classes should be changed because I think Japanese English classes should be changed because I think Japanese English has become English for entrance exams.  We have been taught English which is in order to pass the entrance exam, and we spent much time on it.  However, it’s often said that Japanese can’t speak English well.  Why does this happen?  I’m going to tell you my idea and give you some examples.

   First, I want to introduce two demerits for English for entrance exams.  First of all, the exam’s questions are made difficult in order to make a gap between students.  So, we have to study unusual words and grammar that we usually don’t use in conversation.

   Second, entrance exam’s English study makes us become negative, because the entrance test is on a minus points system.  So, forgetting a period, or mistaking the third person, and so on, decreases our score.  Therefore, it’s a big problem to make even a small mistake.

   And next, we can find an interesting result if we compare ourselves with Korea.  This is a graph which compares the progress of TOEFL scores between Koreans and Japanese.  This graph shows that from 1997 there started to be a great gap between Japan’s score and Korea’s score.

The reason why this happened is that in Korea in 1997, English education was introduced to Elementary schools.  And, as a point being worthy of note, by 2004 all elementary school students had started taking classes in which they communicate by speaking only English.  Therefore, we can know how important it is to put particular emphasis on communication.

   In conclusion, compared with other subjects, I think English is the most practical subject, and what we have to do is to advance our communications skills in English.  Besides, it’s important to teach children to be able to know how exciting it is to communicate in English.  Therefore, not English for entrance exams but English for social communication should be taught in schools, and the English entrance examinations should be done away with.
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(Writer: Mamazon)
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2012/04/21

レベルに潜む罠

出版社が決めているレベルやYL(読みやすさレベル)を参考に,
多読をすすめている人は多いかと思います。
安心ですよね、こういう指標があると。
「はい、その通り!」
・・・・・

えーっと、すごく辛口かもしれませんが。
ごく初期にレベルを使うのはいいとして、
そのあともレベルに従って多読をすすめている人は、
ちょっと立ち止まって、考えてみるといいかもしれません。

そもそもレベルってどうしてできたんでしょう?
何のためにあるんでしょう?

私の考えでは、多読が広まりだしたころは、まだ本の入手が今ほど楽ではなかった。
だから、到底読めないような本ばかり買ってしまって、
無駄が続くということのないように、親切心からYLは生まれた。
そして、多くの方の協力でYLが充実してきた。

と、いつの間にか、当初レベルが担っていた役割が忘れられ、
そして、
「レベルの先にはPB」みたいな「幻の階段」を皆が見るようになってしまった。
そんなことはないでしょうか?
・・・・・

レベルの罠なんて、またcatchyなタイトルをつけてしまいましたが、
その「罠」って、何だと思いますか?

それは「英語は100%理解できるもの」という「和訳理解」同様の、
英語をやっていくうえで、一番やっかいな癖がつくかもしれないことです。

英語の先生って、きっと言わない、言えないんだと思うんですけど、
英語で何かするって、常に「約70%理解」で満足することだと思うんです。
本を読んでも、朗読聞いても、ドラマや映画見ても、ネイティブと話しても、
70%も理解できたらいいほうでしょう。
いつも濃淡ある霧のなかを歩んでいくようなものかもしれない。

英語には「勘」「五感」「類推力」そんなものをフル活用する必要がある。
でも、順番にレベルを上がっていく多読って、そうした力を伸ばしてくれるんでしょうか?
「レベル順」は、和訳した時と同じぐらいの「わかる」感を与えてくれるが故に、
本物の英語の海には、飛び込みにくい状態を作り出している、
そんなことはないでしょうか?


私が初めてPBを読んだのは、はーるか昔。
GRなんて知らなかった。PBを読む前にGRを読むなんてことしなかった。
でも、読めた。
「読みたい」という情熱があったから。

GRの階段を上るとPBが読めるようになるのか、それとも、
どうしても読んでみたいPBが目の前にあるから読めるようになるのか。

PBを「夢見て」GRを読み進める人と、かつて私が抱いた「情熱」。
何か根本から違う、そんな気がしています。


 (Writer: MrsMalone)
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2012/04/20

新年度、例えばこんなスタート

新年度が始まり、新入生向けの多読授業がスタートしました。
今年は、多読の説明をするときに、Yummy, Yuckyを読み聞かせしてみました。
Yummy Yucky (Leslie Patricelli board books)
Yuckyを「まずい」と訳したらそれでおしまいだけど、ミミズやら、いろいろ本に出てくるものを食べるとyucky, それを感じるのが多読だよ~、と伝えました(伝わっていてほしい)。

導入は、まずORTかLLLのどちらかをずっと読んでもらうのですが、
私はSIRのレベル1と、ICRのBiscuitも持ち込みます。
Biscuit (My First I Can Read) 
今年度の新たなる試みは、Elephant and Piggieです。
I Will Surprise My Friend! (An Elephant and Piggie Book)
ほとんどの学生がこれを楽しんでくれるのは経験済みなので、「ORTやLLLの合間にこれも読んでみてね。」と進めます。作者のMo Willemさんはsesami streetを作っていた一人であることを言うと、かなりの学生が興味を持ってくれます。

授業後の読書手帳を調べると、さっそくElephant and Piggieを楽しんだ様子のコメントが並んでいる!そして!SIRのThomas Tankengineが「なつかしい~、最高!」というコメントもあり、さらにYippie!という気分。

次の授業では、SpotやMaisyのシリーズも持ち込もうかなと考え中。
なんですね。多読支援者にとっては、生徒、学生が楽しく本を読んでくれるのが一番の喜びですね。
Happy Reading!

(Writer: Mamazon)
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2012/04/19

読書が遠い子どもたち

「先生!うちの子、本を全然読まないんです!」

という保護者の方は、割と自分で本を読まない方も少なくない。
もちろん例外もたくさんありますが…

子どもに聞くと、家ではひっきりなしにテレビがついていて、
テレビの前に座ってお母ちゃんはアハハオホホと笑い転げて
いる。

家には辞書もなければ、本棚もない。子どもに聞くと、
国語辞典があるかどうか分からない、っていう子もいる。
オイオイ。

そんな環境で、本を読む子が育ったら、これは奇跡と言うほかない。

子どもが、そういう親を反面教師として冷静に見ることができれば、
あるいは親が自虐的に「私みたいになりたくなかったら、本の1冊でも
読みなさい!」と言えば、ある意味説得力があるかもしれませんけど^^;

で私はそんなとき、、

「家にもっと本を置いては?」

と思うのです。

今の家庭って凄いですよね。少子化で共働き、教育費が
ダブついているのか、塾を掛け持ちして、さらに通信教材とか
とってる。

でも本が無い。本を買い与えない。

問題集とか参考書とか、○○ゼミとか○会とかそういうのには
何万も掛けるのに、本を与えないんですね。不思議。

子どもは、まず家にある本から読書の習慣を身につけるのだと
思うのです。時間をかけ少しずつ背伸びをしていきながら、
必ず親の本棚から本を読む日がきます。

もっとも私は思春期に父の本棚から背伸びをしすぎた本を
手にとってしまい、“父が”母に怒られていたこともありましたが。

そしてもう1つ。

「親が自分で本を読み、そして読んだ内容を子どもに語ることで、
本て素晴らしい!ということ身をもって示しては?」

とも思います。

本を読まずテレビにかじりついている親が、「本を読め、勉強せえ」
って、やっぱり説得力ない。発言は、必ずそれを口にする人と
セットで伝わるもの。

私はこの5月から自分の教室を移転、リニューアルします。それに際し、
洋書も和書もたっぷりと用意し、本をじっくり読んでもらえるような空間
を作っています。机に座って勉強、ではなくて、好きな本をゆっくり
静かに楽しめる場所を作りたいと思っています。

昨日本棚が届きまして、ここにまた子どもたちの好きな本を増やして
いきたいと思います。























ちなみに、こういう空間作りをしようと思ったきっかけこそ、私が
自分が多読をする中で出会った、こんな読書教育に関する本だったの
です。



兄弟が多ければ、家庭でもなかなか静かな時間が無く、
親が読書をしなければ、やはり子どもが本にのめり込むチャンスは
減ります。学校や塾で、いずれ問題を解くことを強いられるような
本では、決して積極的な学びは得られない。

子どもが親に本をねだると、親は「親が読ませたい本を」買ってくる
そうです。違うでしょ???子どもを本屋へ連れてって、親子の
コミュニケーションをとりながら、

「好きな本をかごに入れなさい」

ではないのでしょうか。

たとえ、本選びに失敗したとしても、そういう経験値こそが大事で、
これを積み重ねていくことで自分が本当に欲している知へアクセスする
力を少しずつ上げていくのではないかと思います。

読書なんていうのは実に自然な営みのように見えて、
子どもたちにとってはとても遠い存在なのかもしれません。

親が、学校が、塾が…誰でもいいと思います。子どもが相当な
本離れを起こしていることは事実。本は人との出会いであり、
時に人生を変えるほどのパワーを持っています。子どもが
そういうチャンスを少しでも多くつかめるように、こういう
環境づくりも、自分の役目と思っています。(執筆者:CHABO)
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2012/04/18

誰のための多読授業?

少し前の記事に、GRの話題がありました。
GRってどういうものなのかな?tadokuにとってGRは欠かせないものなのかな?
みなさんはそういうことを考えてからGRを購入されていますか?

今や英語多読を始めるのは簡単。
ブログ、解説書、そして教師向けのマニュアルまで、
至れり尽くせりの環境になってきました。

が、

本当にそうした本を参考に多読をスタートさせればうまくいくのでしょうか?
私は思わないんです。
だって、誰のための多読なのか、どこかはき違えている気がするから。
生徒のためというより、先生のための多読になっているから。

多読始めるのには、まず本が必要。
マニュアルを参考に買えば、すぐにそれ”らしい”ライブラリは完成します。
でも、そうやって即席で作ったライブラリって使えるのかな?
それは誰のためのライブラリなのかな?
生徒のため??

みなさんは、生徒にどんな本が読みたいか、聞かれたことありますか?
GR読んでみたいって言いましたか?古典が読みたいって言いましたか?
”一般”によいと言われる本ならば、
一人一人の生徒にぴったりくるのでしょうか?


私は多読ライブラリを、こうやって充実させています。

始めは、LRとしてORT,GRとしてFRLの2セットがあればいい。
最初っから立派なライブラリなんていらない。
ゆっくり時間をかけて上記のセットを楽しむ。
そこへ、それぞれの生徒の好みを探っていって、
興味あるジャンルの本を少しずつ付け加えていく。

これは時間も手間もかかります。
でも地道に買い揃えていったほうが、最終的には、
一番使える多読図書になるんじゃないかなと思っているからなんです。

次は、最近私が集めた本の一例など。

アメコミ好き生徒の影響で、スパイダーマン、なんかいいかも。
そこでI can readの
Spider-Man: Spider-Man versus Venom (I Can Read Book 2) Spider-Man: Spider-Man versus the Green Goblin (I Can Read Book 2) The Dark Knight: I Am Batman (I Can Read Book 2) など、LRを10冊ぐらい揃えました。

これはアメコミのコミック版。絵がオリジナルよりマンガちっく。
同シリーズ4冊あり。
Ultimate Comics Spider-Man - Volume 1: The World According to Peter Parker (Ultimate Spider-Man (Graphic Novels))
Ultimate Comics Spider-Man - Volume 1: The World According to Peter Parker (Ultimate Spider-Man (Graphic Novels))

そしてDVD。
 スパイダーマン ツインパック [DVD]
スパイダーマン ツインパック [DVD]

それから(自分用ですけど)バレエの本が読みたくなったので、
  All Tutus Should Be Pink (Hello Reader, Level 2) Mia and the Too Big Tutu (My First I Can Read) Pinkalicious: Pink around the Rink (I Can Read Book 1)Ballet for Drina (Drina Books) Ballet Shoes (The Shoe Books)
こうした本を揃えました。


学校や塾というのは、効率的に英語力をつけることばかり考えている。
だから出てくるのはいつも、よみやすさとか、レベル、冊数、語数なんて話ばかり。
でもtadoku magicって、本当に、そんなところに、起こるのかな?
(Writer: MrsMalone)
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2012/04/16

学校は歪んでます

学校の教育は歪んでます。

今日は最初の授業。初めて私の授業を受ける生徒なので、「今までの英語の授業の感想」を書いてもらいました。

「プリントの問題が解けるようになって楽しかった。」「テストの点が中学のときよりあがったので楽しかった。」「先生が問題をわかりやすく説明してくれたので楽しかった。」

こういうのを見て多くの教員は、「じゃあいい授業だったんだな。」と思うでしょう。

歪んでないですか?私は強烈な歪みを感じます。

学校と「入試」でしかやらないような「問題を解く」という作業に楽しみを感じてしまっている。そういう生徒を大量に生み出しといて、「社会で即戦力で使える人材が少ない。」と嘆く。

ほんっと日本の教育関係者はとてつもなく無責任なんです。

歪みの話はキリがないのですが、もう1つ。

今日、大手教科書会社の営業の方と話しました。いわく、

「最近の先生は、指導書だけじゃなくて、各レッスンの予習プリントと復習プリント、小テスト、さらには板書例までほしいって言うんです。昔はここまで言われなかったけど。」

私は「指導書(teachers' manual)」すらほとんど見たことないのでびっくりしました。ここまできたらもう誰でも教師はできるじゃないか、って話をすると、

「いやいや先生、もっとありますよ。朱書入り教科書ってのまで作ってるんだから。生徒と同じ教科書に、問題の答えや、英文の全訳や、さらに背景知識まで全部赤字で印刷してあるんですよ。こういうのが結構売れちゃうんですよ。」

とのこと。

世も末ですね。

だから、何度も言うように、学校(大学や予備校だって同じでしょう)なんて相手にせずに、みなさんがほんとうの楽しみを見つけてほしい。問題を解いたり、点数が上がる楽しさなんて見向きもせずに、

「いろんな国の人と英語でチャットできて楽しい。」「英語でブログを書いて世界中の人からコメントもらって楽しい。」「英語の絵本の世界を知って楽しい。」「好きな洋画をオリジナル音声で聞けて楽しい。」「メージャーリーグの英語の実況中継で興奮できて楽しい。」「大好きな歌を英語で感じられて楽しい。」「日本のメディアでは報道されないニュースを英語で読めて楽しい。」

こんな楽しさを感じてほしと思って、このブログやってます。

TSJ Wrote

茂木健一郎さんのツイートより

英語関連のブログは、文法説明から、決まり文句、発音指導、多読指導まで、
 日本人って、こんなにお勉強好きなの?!ってびっくりな数がありますよね。
そこにこのブログも加わったわけですが(^_-) 

そうした星の数ほどあるブログの、どれ、を参考にしたらよいのか。
みなさんの判断基準は何ですか??
私の場合はシンプルです。

英語で記事を書いているかいないか、です。

どんなに立派に見えるブログでも、英語で発信していないようなら、参考にしません。
それは、
執筆者の英語力に偏りがある、読みはOKでも聞き話し書くことができないとか、
ネイティブ並みの発音でしゃべれても、他はからしきダメだったりする。
あるいは、なぜ英語を学んでいるのか、まったく考えていない、
そのどちらかだと思うからです。 

今日ご紹介するのは、茂木健一郎さんのツイートです。
茂木さんは、ご自身のブログでも英語で盛んに発信され、
たくさんのコメントが海外から寄せられています。
ツイートを読んで共感されたら、 easier said than done ではないことを、
ブログで確認してみてください。
(Writer: MrsMalone)
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2012/04/15

Why started the blog. Why English.

It's been about a month since we started the blog and I thought it'd be the right time to tell you little bit about why we had to start this blog, why we can't sit back, relax, and continue teaching English like other teachers do.

(So, before I start to write the main part, let me tell you some about my writing.
In this post, I'm going to try to showcase what the, hopefully rich-規格外-English would be like. As for rich-規格外-English, refer to the comments in an old post. I'm not going use any dictionaries or other tools such as google search engine other than a spell-checker. I have a vague idea now what I'm going to tell you, so I just go ahead, like I do when I write a post in Japanese, and see what happens in the end.)

You may have realized if you've read all of our posts up to this that all members in this blog are  serious to give some changes to EFL education in Japan. Yes, it might look outrageous. We're well aware of that. Call us anything you like, challengers, fools, nuts, whatever. Yet, we can't help speaking up and saying loud and clear what we think of about EFL education in every chance we get. Then why? why can't we?

Here is a video I want you to look through. It's not easy if you try to understand every single word. Just grasp the main idea. He uses a picture to explain his idea, so it might not be extremely difficult  for English teachers, I hope.
 
I got to know many English teachers in Japan, from elementary schools to universities. I read some books or magazines about learning English from time to time. However I barely come to see anyone taking about "why" we learn English. Many teachers are busy finding a more effective way to teach English, and theses days many rush to introduce tadoku into their classes. But no one seems to care why we have to study English so hard when it's crystal-clear that it's not that easy for Japanese to be a fluent user of English. Do you yourself use English with ease everyday besides classrooms?

I, now, have a clear idea why I learn English. It's partly for myself and partly for the society.

After realizing the power of tadoku, it's greatly changed my life. Tadoku taught me the way how I can enjoy learning itself and even I can be a happy learner. I can't imagine myself being this fulfilled and inspired if it were not for tadoku. Tadoku taught me everything I was not able to learn at school. I learn English because there is tadoku and it works for wonderfully not only my learning English but all aspects of my life.

And also, this is something I want to emphasize more, that you can do lots of good things to the society too, once you become confident to use English. Everyone can be easily connected to the world on the net now, so you can have many friends all over the world and send them your messages in English. Even the people who've never been to Japan will know who you, Japanese, are from your messages. Chances are that they're going to feel more familiar with the country you live. It could be that you'll make the world more peaceful with your tiny English messages. Isn't it great?          

Tell your students your dream before bothering looking for techniques or methods. They won't listen to you, no matter how good and effective your methods are, unless your concrete message reaches to their minds.

Do start tadoku right away and think yourself why you have to teach English, why it's got to be English.
(Writer:MrsMalone)
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2012/04/14

ただ読むっていう、そこが難しい

英語学習コーナーをのぞくと、英語多読とついた本や雑誌があちこちに。
楽しく英語が学べるとか、効果があるとか。。。
私は多読続けて10年ぐらいです。
効く~って実感してなきゃ、こんなに長く続くわけありません。

それはそうなんですが、
時には、何も変わっていないじゃないかーって、焦るときもあるんです。
で、そういう時はたいてい、効果を感じたいって思っている。
「もっと語彙が増えるといいな」と多読すると、効いている感じがしない。
「英語が使えるようになりたい」と多読すると、使えない。
どうしちゃったんだろう。。。

多読って、読書ですよね。
私たちが母語の日本語で読書するとき、実用書は別として、
「効果」を期待して本を読むなんてしないですよね。
表紙を見てつい買ってしまった。
レビューを見てどうしても読みたくなった、そんなとこかと。

それなのに、英語で本を読むとなったとたん、
どうしても目に見える成果を期待してしまう。
でも期待しながら多読すると、これが、何にも変わってこない。
(ここで言う効き目は、TOEICの点が300点から500点に上がったなどという、
それがどうした?!な話をしているわけではありません。)


ところで、効き目や早く上達することばかりに気をとられて、
どういうわけだか伸びることができないというのは、
なにも日本人の英語学習者に限った話ではないのです。

外国で日本語を学んでいる人も多くいますが、Aprilさんの記事にもあったように、

タイプA.大学で日本語を専攻。テキストや辞書を使ってみっちり学ぶ。
すぐれた文学作品を読むことが、正しい学び方だと信じている
タイプB.マンガやアニメに興味をもって、それを日本語のまま理解したいから、
手当たり次第、面白いと感じるものを使って日本語を学びはじめる

という二つのタイプがあるようです。

私の友達には、両方のタイプがいますが、
両者の日本語に対する姿勢やそのアウトプットは、とても対照的です。例えば、

タイプAの人は、擬音擬態語がわからないと言います。
オノマトペがたくさん出てくるから、児童書は難しいと言います。
一方、タイプBは擬音語擬態語、面白がりますね~
ポチポチちゃんとかって、ハンドルネームに使ったりしています。

文章を書くと、タイプAの人の日本語は、漢字も多くてお見事!
でも、どこか硬い感じがして、すすんで読もうとはあまり思わない。
ところがBタイプの人の文章って、はちゃめちゃなんだけど、ついつい読んでしまう。
人柄が文章全体に沁み出てくる感じです。

友達には英語ネイティブの声優ファンも多いのですが、
この人たちも典型的タイプBです。
彼女たちは、DramaCDやネットラジオ番組から流れてくる、
声優さんの「声」が聴きたい!
日本語を学ぶのは、二の次。
それなのに、驚異的なスピードで日本語が使えるようになってしまいます。

こういう人たちを見ていると、そして自分を振り返っても、
「てっとり早く」とか「無駄は排除して」に囚われてばかりいると、
大切なものを見失ってしまう、
そんなこともあるんじゃないかと思ってみます。
(Writer:MrsMalone)
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2012/04/13

5月4日(金)多読meet-upのお知らせ

5月4日(金)12時~15時ぐらい 多読の集まりを開きます!
場所は、吉祥寺の駅から5分、吉祥寺カフェフレンズ さんです。
090-8347-8933
お店のブログにもお知らせを出していただきました(^O^)

tadokuブログからは、3人参加します。
5月3日現在、21名の参加予定。あと数名の余裕があります。

内容は、参加者の顔ぶれ次第ですが、
・英語多読ってどうするの?
・みんなどんな風に多読しているの?
・ネットで英語使ってみよう
・本の交換会?(交換する本がなくても全然OK)
・絵本の読み聞かせ
などなど、楽しいひと時が過ごせたらと思っています。

お荷物でなければ、おすすめの本をご持参ください。
私はノンフィクション中心に持っていきます。

参加希望は、コメントを残していただくか、tadokuoffアットマークgmail.com
(アットマークを@に変換)まで連絡して下さい。

Curious about tadoku?

We're going to have a tiny meet-up at a cozy cafe in Kichijyoji, Cafe Friends, on May fourth, Friday.
It's in the middle of Golden week so you might have lots of plans already, but I'm sure it'd be a great chance for you to get to know many tadoku lovers and see if you can carry out some of tadoku activities  in your class.

It starts at noon and lasts about three hours. We're going to talk about tadoku, what you're reading, what you can do in English on the net, swapping books, reading aloud picture books, and so on.
Come bring your friends and let's have a joyous time together with us!
To join, leave a comment or mail to tadokuoff アットマークgmail.com (change アットマークto@)
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2012/04/12

ちょっと待った!セットを買う前に調べてね

今日の東京はとてもいい天気です。
というわけでお花見。。。ではなく、古本狩りへ(^O^)

多読を人にすすめて、でも時々、説明不足だったと後悔することがあります。

それは、
「多読用セットを買って始めました!」と連絡をもらったとき。
がーん(>_<)

忙しい社会人の方が多読を始めようと、ネットで多読を検索していくと、
GRなどを中心としたセットにたどり着くことが多いのでしょうか。
そもそもセット売りは、学校や塾などで始める場合を想定して、
はじまったものではないかと思うのです。
でも、たくさんのセットがオークションに出されているのを見ると、
個人で買われる場合も多いのでしょうね。

でも、待った!
多読はできるだけ資金をかけずにスタートしましょう!

なぜかって?それは、
お金をかける → 全部読まないともったいない →
つまらなくても放り出せない、がんばって読んじゃう → 
面白い本に出会う前に、息切れしてしまう
という悪循環に、最初っから入り込んでしまうから。

多読用の本は、少しずつですけれど、入手しやすい環境が整ってきています。
例えば、公立図書館、大学図書館には、かなりのGRがありますので、
図書館にリクエストを出してみてください。
自分が住む市町村になくても、取り寄せてもらえるケースが多いです。

そして次に狙うのが、古本屋さんです。
某大手古本屋さんの場合、洋書は仕入れたお店で売るそうなんです。
だから、たとえ田舎に住んでいても、
英語ネイティブの人が帰国するときにどさっと売りに出す、
といったこともあって、目玉商品が手に入ることもあります。

というわけで今日の収穫は。。。


締めて1000円也!
GRのような本は一回限りになることが多いのですが、
こうした絵本は、何度読み返しても楽しいものです。

何事も、最短距離で済まそうとせずに、ちょっと寄り道。
そんな余裕がほしいですね。
(Writer: MrsMalone)
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2012/04/10

本ではなく、人の役割。

「実は"SPOTS"に本当に感動していたんです!」

多読は、必ずしも文字を読むことだけが大切なのではない、と私が実感したエピソードを紹介します。

私の教室に小6から通い、多読を2年やっている女の子がいます(この春中2になりました)。小6から2年多読をやっていれば、恐らく随分スラスラとペースよく読んでおり、学校のテストも優秀な成績をとっている、というイメージを持たれる方が少なくないかもしれませんね。特に多読をこれから始めようとされている方ほど、プラスの期待で多読を捉えているかもしれません。事実そういう子もいます。

でもこの女の子は、学校のテストは平均点程度をうろうろ。ここ半年位は本も持ち帰ってはいるものの、読んでいるような、いないような。最近読んだ本の中にも、あまり高評価の本がありません。要するに“もどかしい”状態だったのです。

ところが最近、この子のクラスで、これまで読んだ本の中から好きな本を探してもう一度読んでみよう、という話になったときに、この女の子がORT Stage2 More Stories-Aの"SPOTS!"を挙げたのです。私はこの時正直「意外」だと思いました。大人の感覚では、良書の条件は“文字によって表されたストーリー(内容)”であることがほとんどです。また、ORTは多読入門のような位置づけになっており、さらっと通過して次へ、という感覚で捉えている方も少なくないかもしれません。少なくとも私はそうでした。おそらく私の教室が、対象を幼児や小学生ではなく、中学生をメインにしている、ということもあるのでしょう。おまけに、既に数百冊の本を読んでいる段階だったからです。ところがこの子にとっては、この"SPOTS!"がとんでもなく面白くて一生忘れられないくらい衝撃を受けた、という告白をしたのです。それからはその話で盛り上がり、場の雰囲気が明るくなり、その後この子の読書に対するスタンスも良好になってきたように思います。やはり、自分が面白いと思った本を、ちゃんと認めてもらった喜び、あるいはそのシェアが効いたのかもしれません。月ごとにやっているテストも60点前後をうろうろしていたのが、今月は90点。無理やり因果関係を作るつもりもありませんが、ノってきた感があります。

ORTのみならず、多読が多読であるがゆえに、「数」の部分にフォーカスが強く、それぞれの本に対し、どの程度の深くまで入り込ませるのか、あるいは、子どもと自分との関係に対する意識が十分でなかったと思いました。

子どもたちは、私たち教える側が気付かぬところで大きく感動していたり、楽しそうに見えて実は退屈さを感じていたりしているものです。“一般的に”内容が良ければ子どもは付いて来る、というものではなく、まさに子ども一人ひとりに異なるツボがあります。ゆえに本の数も大事なのですが、本に対する興味や関心は、絵や装丁、そして何より『先生や親との関係性にこそ大きく依存している』ことを、子どもに本を与える側は常に頭の片隅に置いておかなければならないと、強く実感した体験です。読ませっぱなしではなく、ブックトークや書評の発表などを定期的に取り入れると、こうした子どもたちの声をうまくキャッチでき、より充実した多読導入になるのではないでしょうか。(執筆者:CHABO)
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多読ってなんだろう。

子どもが好む本と大人が読ませたい本はまず違う位の気持ちで。


去年から今年にかけて、あらゆる場所で多読という言葉が濫用され、安っぽく使われるシーンも見られる気がします。猫も杓子も「多読」と口にし、世は玉石混淆。とくに今年、情報の受け手として大切なことは、「多読」という言葉を聴いても、たった1つのイメージで捉えないように気をつけること、ではないかと思います。多読にも“色々ある”わけです。一人ひとりの生徒に合わせ、しっかり支援していこうと本探しに懸命になっている先生もいれば、ここぞとばかりの商業主義も見受けられます。スマートフォンのアプリでも多読と名のつくものはかなり増えてきました。全てが「多読」なのです。だから「多読」を勧める人も、これから始める方も、自分が“どういう多読を勧めるのか(やるのか)”を自分の言葉できちんと発信したり、自分は多読を通してどういうことを実現したいのかを考えてみる必要があるのではないでしょうか。

私の多読の捉え方は「ハッピーになる手段」。これは特別なことではなくて、日本語で本を読む目的と同じです。日本語の本を読むときに、自分が面白くない本を読む人はいませんし、強制されて本を読む人もいません(学校や受験勉強はまさにこれですが、テストの題材として作品を読んでいる限り、よっぽど教える側が力を発揮しない限り、心に響く作品には映らないと思うのです)。あるいは自分が読めないような難しい本を読む人もいないでしょう。私は英語の多読も本来、ただこの原則に従っていれば良いように思うのです。

けれども、こと英語を学ぶということになると、面白くないものを読み(読まされ)、自分のレベルに合ってない本を読み(読まされ)ということが頻繁に起こり得ます。「読書って何だっけ」という基本に立ち返ってもいいような気がします。英語の多読に関して言えば、当然日本語の本と同レベルの洋書を読むことは不可能なので、簡単な本から読んでいくことになりますが、多分ここに英語多読のやりづらさがあるのだとは思います。つまり簡単な本で、かつ自分が強く引かれるものを見つける、あるいは対子どもなら、そういう本を見つけてやること、がことのほか難しい。学校や塾、英語教室の先生だって、どうしてもある程度の人数を効率よくこなそうと思えば、GRをどっと配って読め!というところは少なくない。親だって、自分が買った本に子どもが興味を持たなければイライラもするでしょう。やるべきことは日本語の本を読むことと同じであるけれども、これが洋書であると、読める本と読みたい本のギャップをどう埋めていくか、という問題がうまく解決できない。時間的、金銭的コストがかかる話でもある。結局多読は良さそうでやってみたものの、結局うまくいかないじゃないか、などという結果が生じてしまうのではないかと思います。

もう少し、英語を学ぶということに対してゆったりと構える姿勢をとってもいいのではないでしょうか。私も高校受験に対して責任を負うものとして短期間で結果を出さなくてはならない、という思いが無い訳ではありません。しかし、短期間で結果を出そうとしてやって、本当の意味で結果が出るのかは甚だ疑問です。「短期間で結果を出さねば!」という人間が入れ替わり立ち代り子どもを教育することで、結局は長期間経っても何も残らないようなシステムになってしまったのが今の英語教育、という見方もできると思います。あまりに多くの人があまりにマニュアルや早期の結果を期待過ぎてるようにも見えます。

私はいつもこの状況を思うとき、ダイエットと同じだなぁと思います。新しいダイエット法が出てはそれに飛びついている人よりも、新鮮な空気を吸いながら、気持ちよく走っている人の方が、確実に痩せており、かつ「健康的」です。痩せることが目的の人は、プロセスを無視して短期で結果を求めるので、当然身体に負担がかかり不健康になります。当たり前ですよね。「○日間で痩せる!」なんて本に引かれている時点で、自分は継続性が無い人間であることは証明されています。そんなことを繰り返すのではなく、自分としっかり向き合って自分が楽しめることを見つけた方が最終的には早く結果がでるのではないでしょうか。

じっくりと取り組みながら、楽しみを見つけることができる、すぐに見つからなくてもいいではないですか。生まれた直後から親子で始めることができ、一生かけて自分だけの楽しみを見つけ、死ぬまで自由に学ぶことができる。一人でやったっていい、友人と支えながらやってもいい。日本にいながらもできる、海外の人とつながったっていい。多読だけやってもいいし、他の学び方と組み合わせてもいい。こんな自由度が、私は多読の醍醐味だと思うのですが。(執筆者:CHABO)
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